しまっておいた着物に白いカビが生えてしまったら

大切なお着物。大切に畳んでタンスにしまっておいてありませんか？

そのお着物、いつからしまってありますか？

もしかしたら、数年、もしくは１０年以上そのままだったりしませんか？

今回お預かりしたお着物です。柄の周りに白いシミ。これがカビです。

温度、湿度、そして栄養分。これが揃うとカビが生えてしまいます。特に最近の日本は高温多湿の気候になっていますので、カビのご相談が多いです。

さて、このままですとどんどんお着物を痛めてしまいますので、しっかりとシミ抜きをしましょう。

アフターです。しっかりシミ抜きをさせて頂きました。これでしたら今後も安心ですね。

とはいえ、これをそのまましまっておいていつまでも安心というわけではありません。

温度と湿度。これは今現在の日本だと非常にカビの生えやすい状態になっています。

そして栄養。正絹の着物は生地自体がタンパク質ですので、栄養としてもカビの生えやすい品物なのですね。

湿気の少ない日に時々大切なお着物を広げて湿気を取り除きつつ、状態を確認してあげましょう。それをするだけでもカビのトラブルは大幅に減ります。

大切なお着物。時々状態を確認してみてくださいね。

そして、その時にシミなどを見つけた時はお早めにご相談ください。発見が早ければ、それだけ生地へのダメージも少なくて済みます。

新町本店ではシミ抜き担当のスタッフがおりますので、その場でおおよそのお見積もりなども可能です。その場でシミ抜き方法などの打ち合わせがご希望でしたら新町本店へご来店ください。また、仕上げ担当のスタッフもおりますのでその場でおおよその仕上がり時間も確認できます。お急ぎの場合は新町本店へご来店ください。

載させていただいた画像は、同じ症例でお困りの方の参考の為、掲載させていただきました。
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