今回の事例は醤油のシミとの事でした。
私たちは品物にシミがついた瞬間を見ている訳ではありません。なので、お客様から教えていただく情報は、本当に大切です。
そして、さらにそれだけでなく、品物についたシミの状態をよく観察し、また別の角度から何のシミなのかを考えます。
今回お預かりしたブラウスのシミの部分です。
醤油にしては、ちょっとシミが細かい。そして、シミ抜きをしても醤油のような感じがしない。
もしかしたら、何か別のものが付いているのか。もしくは、醤油のシミがちょっと違った感じで付いているのか。
色々と考えながら、薬品をつけたりして、その瞬間のシミの変化を確認していきます。
色々と想像しながら、何でそのシミが動くのかがわかれば、あとは同じようにシミ抜きを進めていくだけです。
お客様からの情報は本当に大切です。
今回、醤油のシミは別のところにありました。そして、これは醤油とはまた別のシミでした。
お客様から教えていただく情報と、今までの経験。両方揃うと、本当に生地を痛めたりせずにシミ抜きが出来ます。
どんなことでも教えてください。間違っていようがなんだろうが、いいんです。
ちょっとした情報が、大切な衣類のシミを取るための決め手になることもありますからね。
載させていただいた画像は、同じ症例でお困りの方の参考の為、掲載させていただきました。
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