今回の修正事例は、ご家庭で洗濯をしたら柄の色が移ってしまったTシャツの色移り修正事例です。

非常に多いご相談の一つとして、色移りがあります。例えば真っ赤な色の服と真っ白な色の服を一緒に洗ってしまい、白い服がほんのりピンク色になってしまったなど。これは濃い色の服と白物の服を別々に洗っておくことで防げます。

ですが、時々服にあった柄が滲んでしまったというご相談もあります。これにはいくつか原因が考えられます。

まずひとつ目は、もともとメーカーの方で水洗いできないと指定されている服を水洗いしてしまい、柄が色流れしてしまったケース。最近はドライ洗剤などという名前で販売されている洗剤があったり、洗濯機でもドライコースと言うコースがあったりとドライクリーニングが家庭でできると思われていることもありますが、家庭でできる洗い方は水洗いです。非常に間際らしいのですが、洗濯絵表示で水洗いの部分に✖️がついているときはクリーニング店にお任せください。

次に、中性洗剤で洗うべき品物を弱アルカリ洗剤で洗ってしまった時。メーカーが想定している洗剤よりも洗浄力が強い洗剤で洗ってしまい、柄の色が流れてしまうことがあります。

そして、これは非常に困ってしまうのですが海外ブランド。特にハイブランドに多いのですが、日本で洗うと色が流れてしまうこということもあります。日本は水が軟水の地域が多いので、海外の硬水で洗うよりも洗浄力が上がります。また、柄や色を鮮やかにしているのでそれだけ染色が弱いこともあって、色が流れてしまうことがあります。

さて、今回の品物です。柄の赤から色が移ってしまったようです。洗って色が流れてしまったので、洗えば洗うほど色は今以上に移ってしまうでしょう。こうなってしまうと家庭で処理は難しいですね。

アフターです。しっかりと赤い色を取り除かせて頂きました。

さて、このような品物はご家庭で洗濯をされると前回同様色が流れてしまう可能性があります。

メーカーの方で対処してもらえれば一番ですので、日本で購入された品でしたらメーカーの方に問い合わせるのもよろしいかと思います。

もし、海外ブランドで、国内ではなく海外で購入した品などでしたら、家庭での洗濯ではなくクリーニング店にご相談ください。最適なお手入れ方法を考えてみます。

 

新町本店ではシミ抜き担当のスタッフがおりますので、その場でおおよそのお見積もりなども可能です。その場でシミ抜き方法などの打ち合わせがご希望でしたら新町本店へご来店ください。また、仕上げ担当のスタッフもおりますのでその場でおおよその仕上がり時間も確認できます。お急ぎの場合は新町本店へご来店ください。

載させていただいた画像は、同じ症例でお困りの方の参考の為、掲載させていただきました。
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