今回の修正事例は、着物の襟部分のスレ、脱色の修正です。

着物の襟が白っぱくなってしまった。これに関しては、まず3つの原因を疑います。

・襟にファンデーションなどお化粧が付いてしまった。

これはとても多いですね。クリーニングなどで綺麗になることが多いですが、ちょっとしつこいシミになっているとシミ抜きが必要な場合もございます。

・襟が擦れて白化している。

これも多いですね。永く着ているお着物ですと、どうしても襟部分はスレにより繊維が毛羽立っている状態になり、白っぽく見えることがあります。斜めから見ると、よりはっきりと白く見える場合はこの状態が多いですね。スレ直しと部分染色が必要となります。

・シミが変色してしまい、さらに繊維の色を弱めて脱色している。

これも永くお使いのお着物に多いです。やはり直接肌に当たる部分は汚れてしまうのですね。特に汗などが付いていると、いずれは酸化変色を起こし、さらに生地の色を無くしてしまう事もあります。変色の除去と部分染色が必要となります。

さて、今回のお着物ですがファンデーションのシミではありません。

スレと、少し脱色も起きている状態でした。修正方法としては、部分染色とスレの修正になりますね。

アフターです。これでしたら問題なくお使いいただけると思います。

お着物の襟は肌に直接触れてしまうので、様々なトラブルが起きやすい箇所です。

お使いになりましたら、必ずお手入れをしておくことをお勧めします。店舗にてご相談いただければ、お手入れのご提案なども出来ますので、お気軽にご相談くださいね。

 

新町本店ではシミ抜き担当のスタッフがおりますので、その場でおおよそのお見積もりなども可能です。その場でシミ抜き方法などの打ち合わせがご希望でしたら新町本店へご来店ください。また、仕上げ担当のスタッフもおりますのでその場でおおよその仕上がり時間も確認できます。お急ぎの場合は新町本店へご来店ください。

載させていただいた画像は、同じ症例でお困りの方の参考の為、掲載させていただきました。
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