今回の修正事例は、デニムジャケットの襟の脱色修正になります。

まず、大変申し訳ございませんが、デニムの修正は違和感のない仕上がりを求めている方にはお勧めできません。できる限りの事をさせては頂きますが、違和感は否めないです。

今回お預かりしたデニムジャケットです。襟の部分の色が無くなっていますね。

デニムは経糸にインディゴで染色した糸。緯糸に白い糸を使用しています。そして、染めてある糸も中まで染まっていないため、擦れなどによって色が無くなるわけですね。ジーンズのヒゲのようにそれが楽しめる部分でしたらいいのですが、今回の衿のように全く色がなくなるとちょっと気になりますね。

先に書きましたが、デニムは経糸と緯糸で染まっている糸と染まっていない糸とが使われています。また、擦れている部分はその糸が無くなっていることも多いので、染めるにしても違和感が出てしまうのですね。

色を作り、筆で細かく色を入れていきます。極力違和感が出ないように仕上げたアフターがこちらになります。

やはり元通りとはいきませんが、ご理解いただければ幸いです。

デニムの修正に関しましては、修正前の品物を実際に拝見し、修正によってどの程度までになるかを詳しくご説明したいので、基本的にご来店いただける方のみの対応とさせて頂きます。

 

新町本店ではシミ抜き担当のスタッフがおりますので、その場でおおよそのお見積もりなども可能です。その場でシミ抜き方法などの打ち合わせがご希望でしたら新町本店へご来店ください。また、仕上げ担当のスタッフもおりますのでその場でおおよその仕上がり時間も確認できます。お急ぎの場合は新町本店へご来店ください。

載させていただいた画像は、同じ症例でお困りの方の参考の為、掲載させていただきました。
不都合な点がございましたら、お手数ではございますが下記までご連絡くださいませ。

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